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河野 康則; 近藤 貴; 石川 正男; 小川 宏明; 岩前 敦; 杉江 達夫; 河西 敏*; 草間 義紀; 佐藤 和義
no journal, ,
日本におけるITER計測装置の開発に関して最新成果を報告する。主な内容は以下のとおり。(1)マイクロフィッションチェンバー(MFC):プラズマ境界に局在する不安定性(ELM)を制御するコイルとの干渉について検討し、これを回避可能とするMFC配置案を作成した。また、MFCとプラズマの間に存在する構造物の形状の違い及びプラズマ位置の変化に対する中性子検出効率の変化を計算し、異なる位置に設置した2つの検出器の出力を組合せることで、上記の変化の影響を除去可能であることを示した。(2)ダイバータ不純物モニター:先に提案した超小型再帰反射ミラーを用いたその場感度較正法について原理実証試験を実施し、本手法が有効であることを示した。集光量増大のために開発した超小型レンズアレイを用いて、ポロイダル方向の空間分解能に関する要求仕様を満足しつつ信号強度を向上できることを確認した。(3)上部ポートプラグ:プラズマディスラプション時に発生する電磁力の解析及びこれに伴う機械的変位量の時間変化について解析を行った。ブランケットシールドモジュールにスリットを設けることで、最大変位量を低減できることを明らかにした。